前に精神状態がよろしくなかった時の話(2022年11月)

最近あまり精神状態がよろしくないので、前にそういうことがあったときはどうしたか思い出してみた。

そのときの原因は人間関係の破綻で、しばらく落ち込んだあと、やたらと動き回った記憶がある。

事前に情報収集せず下北沢に行って、駅のまわりの劇場を回って面白そうな感じのする演劇の当日券を買って観る、というようなことをした。事前情報による期待がないのでほとんど全部の作品が面白かった。演劇は何が起こるかわからないライブ感がいい。

それであるとき音楽のライブも聴いてみようとJ-Pop のアーティストが何組か出演するジャム的なイベントに行ってみたら、1つのバンドがとても好みで、一時はまった。今でも推している。

3カ月か半年くらい秋葉原にあったカウンセラー養成講座に通ったりもした。人間関係の改善を目指して行ったので、向いてないのはわかっているからプロになろうとは思わなかったし、あと学費がかなり高かった。それなりに面白かったが、関連の本でも読んだ方がコスパがよかったと思う。

そのころ小説教室にもしばらく行ったら、講師が適当な人で毎回なかなか来なかったりして受講者がどんどん減って、最後は辞めたんだったか講座がなくなったんだったか。

当時は給料の高い仕事に就いていたから、時間の取れるときにできることを優先に、内容は二の次で価格はあまり気にしなかった。

推しや趣味に関することで、大事なのは友達ができるかどうかだと思うのだが、あまり成功しなかった。

私は成人以降は問題の少ない人生を送ってきて(それはわりと徹底的に問題を避けるようにしていたせいだが)、順調に暮らしている限りあまり他人を必要としないんだと思う。

たまに精神状態が悪くなると急に人生が空っぽなことに気づいてじたばた動き回る。お金がかかるから、貧乏になったらきっと詰むだろう。

他人といるときおそらく私は相手の状態を気にしすぎる(就職したばかりのころに「目が動きすぎる」と言われてからは、目が動きすぎないように注意はしている)。それでいて自分に対する気遣いを期待するからたちが悪い。

相手を信用しないのに相手に過剰な期待をしていて、一緒にいても自分からは何も与えず得ようとするばかりで気が休まらず居心地が悪い、そんな人と友だち付き合いしてもきっとメリットがないんだと思う。

観劇に関しては同好の士を探したりせず、時間が取れれば1人でふらっと行って観てすぐ帰ったからどっちにしろ知り合いはできなかった。

バンドはSNSでファンを公言したら少しやり取りする人ができた。リアルに会ったのは1人だけだがライブとかで挨拶したり1度はその人の作品を見にデザフェスに行ったりした。その人はもう推しを辞めてしまって、私のそのアカウントも休眠状態で、今は会うこともない。

小説に関しては上に述べたように講師がいい加減で受講生とは少し会話したが教室以外で会うこともなく自然消滅。カウンセラー講座は終了後に講師が1人連絡してきたことがあったがもうひとつ意図が信用できなかったので交流せず。

ただその頃やっていたSNSをきっかけに知り合った1人だけがいまでもかけがえのない友だちとして残っている。

今回私が落ち込んでいることでその人に精神的な負担をかけているのがよろしくないと思うので、メンタルクリニック的なところに初めて行ってみようと思う。

こうして書いてみて、書いたものを読むと、自分の状態がわりと大丈夫そうな感じで少し安心した。

2022/11/19

以下余談。いや、文章全体が余談みたいなものだが。

当時動き回っていたついでにM-1グランプリの予選を見に行ったことがあった。ブレイク前のオードリーなども出ていて春日さんが廊下でピンクのベストに着替えていた。たくさん漫才が見られてお得だった。

サイレンツというコンビがいて1人が「こんな面白くない僕が出てすみません」というようなことを喋って、もう1人はひとことも喋らない。それが予選を通過したので、あとで気になって検索したら、喋っていたのはしーなねこさんという仲間づくりの活動をしている会社員だった。

この記事によるとサイレンツがM-1に出たのは2008年と2009年、私が見たのは2008年の1回戦か2回戦だと思う。

たしか当時しーなさんのブログに漫才を見たことをコメントして、それから10年以上たってきのう検索してみたら、今でも仲間作りの発信を続けていてすごいなーと思った。

そういうことを始めるのも入っていくのも私は無理だなーと思って、しーなさんはすごいなーと考えているうち、このブログの上にあるようなことを思い出したので書いた。

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