言われたことがわからないことが理解できないことについて(2025年7月)
仕事(バイト)を多数回変わった人のコミックエッセイを読んだ。毎回の職場で社員や先輩に注意されることがわからなくてすぐ辞めてしまう様子が描かれていた。それを見て思い出したことがある。
かなり前、当時の職場で私は17時に昼勤の同僚から仕事を引き継ぎシフトに入り、同僚は帰った。22時ごろ取引先から電話があった。「xxってまだ送っていただいてないですよね…もしかしてもう送ってくださったのでしょうか?」
私は、ご迷惑をおかけして申し訳ありません、調べます、と言って電話を切り、近くにいた部下に何か知っているか尋ねた。すると、私の昼勤の同僚は彼に、xx(データ的なもの)をメールで送るよう指示してから帰ったという。しかし彼は私に「xxってなんでやらなきゃいけないんでしょうかねぇ?」と尋ねた。要するに、取引先には別途同様のものは渡しているのに、その作業をなぜするかわからなかったため、送っていなかったらしかった。
私はとりあえず取引先にxxを送り、遅れたことを謝罪した。それから昼勤の同僚に電話して状況を伝えたところ、大変ショックを受けた様子だった。
翌日、昼勤の同僚は部長に、件の部下が指示を聞かない(そういうことが複数回あったようだ)ことを泣きながら訴えた。部長は私にも状況を尋ね、彼とも面談し、しばらくして彼は部内の別の島に移された。
私はその経緯を見て、言われていることがわからないのも、人がわからないということがわからないのも大変だなと思った。
風の噂に聞くと、昼勤の同僚はその後、郷里に戻って公立校の教師に転職したらしい。言われたことがわからない、期待通りに振る舞えない子のことも理解できる教師になっていてくれればいいのだが、と願っている。2025/7/24記
2025/7/29追記: 読み返すと、私はなぜ同僚にも部下にもアドバイスせず、2人の関係が悪化するのを傍観していたのだろうか。どっちも人の話なんか聞きゃしないと思っていて、面倒くさかったのかもしれないが、それにしても私も誠実な態度ではなかったなと今になって反省しないこともない。