前に精神状態がよろしくなかった時の話(2022年11月)

最近あまり精神状態がよろしくないので、前にそういうことがあったときはどうしたか思い出してみた。 そのときの原因は人間関係の破綻で、しばらく落ち込んだあと、やたらと動き回った記憶がある。 事前に情報収集せず下北沢に行って、駅のまわりの劇場を回…

物語のよくある結末への違和感(2022年11月)

物語のよくある結末で、紆余曲折のすえ結婚しましたとか、日本だと姓が同じになりましたとか。 するとリアルタイムで物語を追っている人たちがコメントやSNSで「よかった」と感想をいう。 その人たちが感じている、結婚や姓が同じになることによる、いいとこ…

夢かと思ったら(2022年11月)

食器を洗っていて、水を張った洗い桶の底に平らなお皿があって、その上にフォークがあるから取ろうとしたけど触ることができない。 お皿の触った凹凸も、目に見える形状と違っている。 視覚とそれ以外の知覚から得られる情報が異なるのは夢でよくあるので、…

人間関係の損失だったかもしれない(2022年11月)

以前辞めた会社で、辞めた理由は労働条件の変更だったのだが、部の皆は生活があるからだろう、私の他に辞めた人はいなかった。 辞める直前に、Fという副部長に「申し訳なかったと思っている」と言われ驚いたことを、さっき急に思い出した。 部の労働条件変更…

依存(2022年8月)

例えば外国から強い酒を土産に持ち帰ってもひと瓶を1日で呑み尽くしてしまう。 料理に使おうと日本酒やワインを冷蔵庫に入れておけば料理に使おうと思うときには既に無い。 一緒に外出して飲食店に入れば昼間なのに酒がないと不機嫌になる。 今は単なる大酒…

いくつかの短い夢まとめ (2022年7月)

2020/7/29 長い四角いトンネルの中に無数の黒い人影があり、人影を突き抜けひたすら走る夢をみた。人影が尽きてもなお走り続けると、トンネルの行き止まりが見え丸い扉があった。扉まで行くとあかるい緑の崖の上に出て、遠くに海が見えた。舌の上に僅かに乾…

短い夢 & コロナと推しについて (2022年2月)

窓の外から子どもたちの遊ぶ声が聞こえていた。バイクのエンジンをかける音が何度かしたと思ったら目が覚めた。バイクの音はしなくなったからそれは夢だった。しかし目覚めても子どもの遊ぶ声は聞こえていた。 覚める前の一瞬、窓の外で子どものころの私が、…

(第304話ネタバレ注意) 尾形の動機(らしいもの)とゴールデンカムイにおける父親に関する簡単な感想 (2022年1月)

ガチ勢でもない私ごときがゴールデンカムイの感想を書くのはおそれ多いが、ビックリしてつい書いてしまった。 (サムネによるネタバレ回避のための△) △△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△…

回文曲4: 回文俳句4本で中野の再開発をテーマに1分くらいの曲をつくった (2022年1月)

回文俳句は曲にすると短い 4本で1分くらいの曲をつくった 中野の再開発について 回文俳句は曲にすると短い 俳句は17字しかないから曲にすると短い。下のツイートに貼ったように速い曲(♪=208)だと10秒にもならない。 「祝い呑も 望も桃園 物祝」(いわいのもの…

回文に曲をつけてみた3: ポケミクはMIDIデータ入力に&バラライカ (2022年1月)

前回まで回文3本に曲をつけてみたが、私のポケミク演奏が下手すぎてよろしくないため、MIDIデータ入力により歌ってもらうことにした。詳しい友だちに設定してもらった。 バラライカ 過去作♪声録り直しver. ツタヤ図書館 中野東図書館 旧中野刑務所正門 MIDI…

口の軽い人 (2022年1月)

むかし身内の披露宴だか結婚披露パーティーだかがあって、大学生だった妹と、なぜか妹の当時付き合ってた人(大学の友だち)も出席した。 会場で妹が結構かさばる紙袋に入ったもの(引出物の類いではなく何か貸そうとしたか返そうとしたか)を渡そうとしたら、妹…

絶対に体罰は肯定できない (2022年1月)

(この雑文を最後まで読んでもいい話で終わったりしないから、いい話が読みたい人は読まない方がいい) 保護者が子どもに暴力をふるうことを世間では「体罰」と呼んでいるので、標記ではその語を用いたけど、親の側の動機は腹いせまたは嗜虐であって、冷静に子…

回文俳句2 (2022年1月)

私の理解によれば、俳句は575の詩型と季語使用をルールとする言葉遊びで、17文字を回文にするルールを追加すれば回文俳句になる。 思想または感情があまり表現されるのも少しばかりきついものがあるから、ルールのために語句が制約されるくらいが丁度いい遊…

母親の家出に最初だけ連れていってもらえた話 (2021年12月)

忘れていたがあれは暮れの、おそらく大晦日だった。 母親が私と妹を連れて家出したときのことだ。私は2日めくらいに家に帰るよう言われ、妹はそのあとも連れていってもらえたから、たぶん私は小学生で、妹は幼稚園。ということは母親は30代だったと思われる…

年末雑感 (2021年12月)

18歳くらいで家を出て、いちど戻ってそのあと25歳くらいでまた家を出て、以来1度もホームシックになったことはないと私は人に言ってきて、それは嘘ではないのだけれども、出てきた家のことや、もういない人たちのことはあまり考えないようにしてきたのは、た…

回文俳句 1 (2021年12月)

一部の句は中野の地名入り。 春 夏 秋 冬 (初出) 春 乗る変異桜に落差いんへるの (のるへんいさくらにらくさいんへるの) 曰物望み文園のも慈姑 (いわくもののぞみふみぞののもくわい) 夏 穿者昆布は文庫のも違う (うがちものこんぶはぶんこのもちがう) 秋 祝…

回文に曲をつけてみた 2: 旧中野刑務所正門 (旧豊多摩監獄表門) (2021年12月)

前回の問題点に対処を試みたが、あまり解決になっていない。 豊多摩監獄 問題点対処と結果 豊多摩監獄 旧中野刑務所正門 (中野区文化財 旧豊多摩監獄表門 ) 「寝よ 敵のかな 監獄か また世と寝てみてね 豊多摩 描く 言下 中野来てよね」 (ねよてきのかなかん…

回文に曲をつけてみた 1: 図書館 (2021年12月)

図書館回文2本に曲をつけてみた。主に(演奏の)技術的な問題で出来には改善すべき点が多い。特に中野東図書館。 かい‐ぶん クヮイ‥【回文・廻文】〘名〙 ②上から読んでも下から読んでも同文、同文句になるように書いたもの。また、回文歌、回文俳諧などを略し…

大人の笑顔は好きではない (2021年12月)

大人の笑顔は、必ずしもおかしかったり楽しいわけではないことが多い。そういう笑いが私は好きではない。 多くの人は単に他人に好印象を与えるためになんとなく笑っている。それは好きではないけどそこまで気にならない。というか、好きではないと言いながら…

父親が救急車を呼びたがらなかった話 (2021年12月)

母親は私が物心ついてからずっと「子どもがいるから離婚できない」と言い続けて、離婚しないのを子どものせいにしていた。しかし、ふと見るとそんなに遅くもない時間から父親のふとんに潜り込んでたりもしたので、私はその発言は信用できないと思った。 私と…

祖父の通夜の話 (2021年12月)

もうひとつ父親の暴言を思い出した。 祖父(母の父)の通夜が祖父の家で行われる前、8畳2間ぶち抜きくらいのスペースに親戚が何十人も集まり、なんとなく雑談していた。 私は父親の近くに座っていて、父親が伯父に、なんの話をしていたか知らないが、突然「母…

夜景が自然かどうかという話 (2021年12月)

自然のわけはないのだが、夜景で思い出したので。 むかし出張の帰りに、ひとりで函館山に登り夜景を見た。 展望台で居合わせた年配の女性に、夜景の感想として「自然って素晴らしいですねえ」と同意を求められ、返答に困った。 夜景は人為の灯火を愛でるもの…

親に夜景を見せた話 (2021年12月)

赴任先に親と妹が遊びにきたことがあった。 その街は町外れにちょっとした観光名所になっている山がある。妹の運転する車で皆を夕食に案内する前に、そこに寄って綺麗な夜景を見せ、その街で私の好きな場所だと教えた。 車に戻り、市街まで下りる間、父親は…

タカマツ港に行った夢 (2021年11月)

「船に乗ったら休みが減っちゃうのに」 そう文句を言う妹と同乗したタクシーで、到着したのはタカマツ港だった。 車から降りると、薄い海霧に沈む港にフェリーが停泊し、母親が立っていた。 私はとっさに鞄の外ポケットをさぐり、母親に「財布を忘れた。家に…

上司の葬儀の話 (2021年11月)

むかし働いていた会社の上司が交通事故で死んだことがあった。都内の教会で葬儀があり、私も職場の他の人たちと一緒に道案内や受付を手伝った。 上司の妻は代議士で、参列者が順番に悔やみを言うのに対し笑顔で挨拶を返していた。政治家は大変だね。 彼女は…

雪山で事故死した同僚の話 (2021年11月)

前に働いていた会社の同僚は、趣味の雪山登山の事故で40代で死んだ。東京近県の寺の告別式に職場の人たちと行ったら、お母さんが彼の頭を抱いて撫でながらひたすら話しかけていたのが印象に残っている。 4月なのにとても寒く、中野の自分の家に帰る途中に通…

なんか人のこと祝いたがるよねって話 (2021年11月)

以前働いていた会社で、地方から本社に転勤するのを機に、当時付き合ってた人と一緒に大きめの部屋を借りしばらく同居した。 転勤前に、その話を聞いた同僚の男の子数人が、職場で大嫌いな長渕剛の歌を合唱した。大嫌いな歌をフルコーラスで聞かされて、悪気…

妹が10円ガムを連続して当てた話 (2021年11月)

ひとつ前の白虎隊の話に出てきた妹は、幼稚園くらいのころ、よくくじを当てた。 あるとき妹と、妹より1歳下の従兄弟を駄菓子屋に連れていったことがあった。 20-30箱入りのカートンに入った10円のオレンジフーセンガムを、妹がひとつ選んで買ったら当たりだ…

幼稚園で白虎隊を踊らせていた話 (2021年11月)

妹の幼稚園のおゆうぎ会の演目が「白虎隊」だったことがあった。 装束に扇子を持った幼稚園児の集団演舞。浪曲風の白虎隊の歌に、突然妙にあかるい「宮さん宮さんお馬の前に ヒラヒラするのは何じやいな」「あれは朝敵征伐せよとの 錦の御旗じや知らないか」…

峠をこえて (2021年11月)

むかし2年ばかり四国に住んでいたころ、郡部に住む認知症の女性が自宅から行方不明になったことがあり、捜索隊が出て、無事に保護された。 自宅から離れた山中の峠のあたりにうずくまっていたらしい。 峠の向こうにはその人が子どものころに住んでいた家があ…

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