妹が10円ガムを連続して当てた話 (2021年11月)

ひとつ前の白虎隊の話に出てきた妹は、幼稚園くらいのころ、よくくじを当てた。

あるとき妹と、妹より1歳下の従兄弟を駄菓子屋に連れていったことがあった。

20-30箱入りのカートンに入った10円のオレンジフーセンガムを、妹がひとつ選んで買ったら当たりだった。もう1箱もらえると言うので選んだのも当たり、さらに1箱もらった。

妹にどれが当たりかわかるのか聞いたら「わかる」と答えた。

それを見ていた従兄弟が同じフーセンガムを続けていくつか買ったが、全部はずれだった。

従兄弟が悔しがるので、あとで従兄弟のお母さんがその駄菓子屋に行き、フーセンガム20-30箱入りのカートンを買ってきてやったらしい。

カートンで買ってもらった10円ガムから当たりが出たら嬉しいだろうか、というのが気になって、どうでもいいようなことだがいまだに覚えている。

その妹も小学生くらいになったら、別にくじがよく当たるというようなことはなくなった。

なお最近ネットで検索したら、当たりのガムは箱の印刷が少しズレているという情報もあり、もしかしたら妹は単に箱をよく観察していただけだったのかもしれない。

あと従兄弟はお父さんの会社の跡継ぎということになってたので、教育上、幼少期から成功体験を与えるべきだと従兄弟のお母さんは考えてたのかなあとか、今になって推測している。

2021/11/24記

〈解説〉どうでもいいような記憶

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